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「お父さん、早く帰ってこないかな〜。」
ぬり絵の手を止めてアキちゃんは、さっきから何度も玄関の方を見ています。 今日は節分、お父さんが帰ってきたらみんなで豆まきをするのです。 「ただいま〜。みんな、ちょっと来てごらん。」 玄関から、みんなを呼ぶお父さんの声がしました。 急いで玄関に行ってみると、長いコートを着たお父さんの後ろに誰かいるようです。 「お客さん?」 「みんながびっくりするお客様だよ。ほら、隠れてないで出ておいで。」 お父さんのコートの後ろからそっと出てきたお客様は・・・ おねえちゃんより少し大きいくらいの・・・鬼でした。 みんながびっくりして何も言えずにいると、お父さんが話しだしました。 駅に着いたら雪が降ってきたので急いで歩いてきたら、生垣の脇から誰かが家をのぞいていたんだ。 誰だろうと思って「家に御用ですか?」って声をかけたら、この鬼がびっくりして尻もちをついたんだよ。 お父さんもびっくりしたけど、お尻を強く打って泣きべそをかいている鬼が可哀想で、つい玄関で休んだらどうかと思って誘ったんだよ。 その話をびくびくしながら聞いていた鬼は、 「優しいお言葉ありがとうございます。もう大丈夫なので出ていきます」 と、言っていますが、雪の降り始めた寒い夜、この鬼はどこに行くのだろうと心配になったアキちゃんは、怖さも忘れて思わず「どこに行くの?」と話しかけていました。 「今まで住んでいた家は、何年も豆まきをしなかったのでのんびりと暮していたのですが、今年は豆まきをしたので、急いで出てきたんです。今から豆まきをしない家を見つけて、そっとお邪魔することにします。」 「豆まきをしない家に住んで、何か悪いことをするの?」と聞くと、 「とんでもない!家の片隅に住まわせてもらえば、何も悪いことなんかしませんよ。 それどころか、絶対に姿を見られない時は、急な雨で洗濯物が濡れないように軒下にずらしたり、赤ちゃんが泣いているときはそっとあやしたり、見えない所なら少しのお手伝いはしているんですよ。」 「へ〜、そうなの。鬼って、乱暴者で怖くて悪いものだと思っていたな。」 「昔はそんな鬼もいたようですが、今は鬼の数も減って、みんな穏やかな鬼ばかりですよ。人間に姿を見られてはいけないのですが、みんな静かにおとなしく暮らしていますよ。」 そのころには、アキちゃんはこの鬼を怖いなんて少しも思わなくなっていました。 お礼を言って、出て行こうとする鬼に、 「鬼さん、待って。私の部屋の押し入れを片づければ鬼さんがゆっくりできる広さはあるよ。家で暮したらどう?」 「へ〜え、あのごちゃごちゃな押し入れをどうやって片づけるのかしらね〜」 お姉ちゃんが意地悪な感じに言いました。 「えっ?ちょっと、待って、家に鬼を住まわせるの?」 お母さんはあわてています。 「だって、外はとっても寒いよ。それにこの辺りはみんな豆まきをするでしょ。鬼さんは、なかなか新しいおうちを見つけられないんじゃない?」 そんな、話をしている間もあちらこちらから 『鬼は〜外、福は〜内!』という元気な声が聞こえてきます。 「確かに可哀想だねえ。確認するけど、本当に家に悪いことはしないんだね?」 「勿論です。住まわせていただけるなら、絶対にご迷惑はかけません。姿も見せません。」 鬼は大真面目な顔で、きっぱりと言いました。 「じゃあ、家はこれから豆まきは出来ないのね・・・」 季節の行事を大事にするお母さんは、残念そうに言いましたが、あきらめ顔です。 お父さんとお母さんがこんな風にいうなら、もう大丈夫。 アキちゃんとお姉ちゃんは、うれしくてニコニコしてしまいました。 鬼さん、これからよろしくね。姿が見えなくても、私たちを見守ってね。 小雪の舞い散る寒い寒い、節分の夜の出来事でした。 ************************************ 節分の夜、豆まきをするたびに、暗い夜道を逃げまどう鬼の姿が浮かんでは気になっていました。 お話にしてみたら、少しすっきりしました。 最後まで読んでくださって、ありがとうございます ![]() ![]() ![]() |
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月曜日の夜から降り始めた雪は、一晩で辺りを雪景色にしてくれました
![]() 雪を見るのは好きですが、通勤、通学の事を考えると火曜日は朝からバタバタと大変でした ![]() 家族3人を無事、駅まで送り届けた後、庭の様子を見に出てみると、雪の中でけなげに真っ白のスノードロップが顔を出していました。我が家の庭で、春の訪れを一番最初に告げてくれる可憐な花です。去年と大体同じくらいかな。 ![]() ![]() 早朝は一面の雪景色でしたが、気温が高かったので南側の雪は見る見るうちに溶けて行きました。 今日は、節分、明日は立春。 寒い寒い毎日ですが、春がどんどん近付いてくる気配を感じます ![]() ![]() ![]() |
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夫が新しいカメラを手に入れてからというもの、ポタの目的は走りよりすっかり写真撮影となってしまいました。
![]() ゆるゆると写真を撮りながら走るのは勿論楽しいのですが、最後にサイコンの距離を見るとやや、罪悪感が残ります。このところ50kmを超える日はほとんどありません。 そろそろ、ちょっと距離を乗らないとまずいんじゃないの〜、という雰囲気はお互いに感じていたので、久しぶりに1日たっぷり使える休日だった30日(土)、私たちにしては長めに走ってきました。 ロードに乗るときは、コースに悩みます。サイクリングロードなら、安全面では安心なのですが、いまいち単調で飽きてしまうし、かといって交通量の多い一般道は走りたくないし、未舗装道も困るし・・・。 朝起きて準備をしながら考えた結果、先週少し走った印旛沼方面に出掛けることになりました。 道がすいていたので、八千代の道の駅には30分ほどで着いて、9時半ごろ走り始めました。 朝方は曇っていましたが、日差しが出てきたせいか、寒さはそんなに気になりません。 先日走り始めた、ナウマン象の双子公園近くの双子橋。 ![]() この間は写真を撮りながらのんびり走った道ですが、この日はなるべく休憩なしに風車のふるさと広場まで真面目に走りました。 風車の周りには、整然とチューリップの球根が眠っています。春の眺めが楽しみです。 ![]() ![]() ![]() ![]() 印旛沼から北印旛沼を通り、本埜村を走って利根川へ向かいます。 レトロ看板、発見。 ![]() 途中、小さなお煎餅屋さんを見つけておやつに手焼きせんべいを買ってみました。パリパリと軽い食感で、美味しいお煎餅でした。 ![]() 土手の上のさえぎる物のない利根サイは、向かい風で迎えてくれました。 ![]() 走れないほどではありませんが、ずっと向かい風の中ペダルをこいできたのでそろそろエネルギー補給が必要です。 一休みするために懐かしの木下(きおろし)の町に寄ってみました。 木下の駅前のお煎餅屋さんで、また手焼きせんべいを一袋。 ![]() ![]() この町で有名な「久七だんご」に行ってみました。 包み紙には文化7年創業と書いてあります。お餅が柔らかくて、少し辛めのたれがからんで美味しいな〜と食べていると、 ![]() 後ろで待っていた人が、最後のお客さんだったようで・・・ ![]() 張り紙をして、硝子戸を閉めてしまいました。お昼過ぎで売れ切れて、店じまいのようです。 ![]() 食べている間にも、次々と車を止めて買いに来る人が、張り紙を見てがっかりして帰っていきます。 とても有名なお団子屋さんのようです。食べられてラッキーでした。 ![]() お団子で少し元気が出たのですが、早くお昼を食べたいので、手賀沼まで一心に走りました。 マドンと一緒に初めて走った思い出のコースです。見覚えのあるカッパちゃんが水の中でキラキラと気持ちよさそう。 ![]() 手賀沼の白鳥は、人に慣れているのか近寄ってきます。 ![]() お腹ぺこぺこの太ももガクガクで、着いたのは洋食「パルク」さん。 昼食前に50km走れたので、安心してがっつり食べられます。 ![]() 本日のランチはチキンピカタとスープ、ライスもついて700円。 とっても良心的なお値段です。 ![]() ハンバーグセットは、サラダ、スープもついて830円。 手作りで家庭的な雰囲気のお店でした。 ![]() お腹もいっぱいになったので、手賀沼を1周して印旛沼へ戻ります。 風はおさまってきましたが、久しぶりの長距離なので50〜60km過ぎから腿が張ってきました。 この日のコースは、景色はやや単調ですが、一般道の交通量が少なめなのと道幅も広めのところが多かったので安心して走れました。久しぶりに、爽やかな筋肉痛を感じられた満足ポタとなりました。 ![]() ![]() 本日の走行距離 85km・・・う〜ん、後15km走りたかったけど、夕飯作りに余力を残して帰りましょう。 ![]() ![]() ![]() ![]() |











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包み紙には文化7年創業と書いてあります。









