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穏やかで美しい小説♪

まだまだお昼間は暑いですが、さすがに朝晩に吹く風は秋を感じさせるようになりましたね。

思いがけず夏風邪が長引き、咳とダルさにかまけゴロゴロと過ごし、これ幸いと読めずに積んであった本に手を伸ばして、また素敵な1冊に出会いました。

庄野潤三さんの「庭の小さなばら」です。

庄野順三さん


素敵な題名に選んだ本ですが、高齢の夫婦(70代後半から80代位)の日常を描いた作品です。

「子供がみんな結婚して、家に残った夫婦二人きりで暮らすようになり、年月たった。そんな夫婦がいったいどんなことをよろこび、どんなことを楽しみにして生きているかを書く私の仕事はいつまでも続いてゆく。」(あとがきより抜粋)

庭に咲いた花を摘み、ピアノの上に飾る。庭にやってくる鳥達を楽しみにする。
ご近所の方からの頂きものを喜び、それをまたそれぞれの子供たちにおすそわけをする。
ある時は、バスに乗って届けたり、宅急便で送ったり、連絡をして取りに来てもらったり。
それを喜び、欠かさずお礼状を書いてくる子供たち。

孫たちを可愛がり、事あるごとに小さな贈りものをする祖父母に、短くてもハガキを送る孫たち。
そして、それをまた喜ぶ。小さな愛情溢れる家族たちの姿です。

そういえば私が子供の頃は、旅行に行くときはお隣に声を掛け合って、帰ってくればお土産を渡しに行ったりしてたけれど、最近はそういうご近所付き合い、しなくなったな~。


1日に数回の散歩をして、疲れたらごろんと昼寝をして休む。
いつも二人でバスに乗って出かけ、ゆっくりと銀行やスーパーでの用事を済ませる。

何の面白おかしい出来事も起こらず、飾り立てた素敵な言い回しもないままに、素っ気ない程にただ淡々と綴られていく日常なのに、どうしてこんなに心惹かれるんだろう。
どうしてこんなに、心が豊かで穏やかな気持ちになれるんだろう。


夜寝る前にはハーモニカ演奏を楽しみ、奥様も一緒に歌を歌う。う~ん、私の周りでハーモニカを吹けるのは、ムーミンに出てくるスナフキンと、職場の上司だった安田さんくらいだな~(笑)


毎日の暮らしに大きな変化はなく、時々子供たちの家族とお祝いの会をしたり、大阪へお墓参りの旅行に出たり、子供たちが旅行に出るたびにウサギを預かったり。

どこにでも居そうな家族達ですが、読んでいるうちに足柄に住む娘さんの家にお邪魔してみたいなとか、孫のふーちゃんはどんな素敵なお嬢さんに育ったかしら、という気持ちになります。

どこにでも居そうで、実はこの当たり前の家族の雰囲気が、今ではすごく難しく贅沢な事かもしれないなと思うのです。
便利な携帯メールで全てが済むようになり、手書き文字を目にすることもめっきり減りました。

庄野さんご夫婦の実直なお人柄故に、こんな温かな家庭が育まれていったんでしょうね。

この本を読んでいると、ゆっくりと過ぎていく高齢の日常も良いものだな~と思わされます。
調べてみたら、残念ながら庄野潤三さんは2009年に88才でお亡くなりになっていましたが、沢山の作品を残されているようなので、少しずつ読んでみたいと思います。



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フランス人的暮らし方

フランス

タイトルに惹かれて読んでみました。
20年に渡りパリに住み、子育てを経験した著者の目線で、日本人とフランス人の価値観の違いなどを読みやすいエッセイで紹介しています。
大体想像したような内容でしたが、読み終わって思った事は「フランスに住みた~い」って事です。

毎年バカンスのために一生懸命働いて、無駄を嫌い、今あるものを大切にして、周りの目など気にしない。時に個人主義ともとられるようですが、個人が自立しているゆえの見え方ではないでしょうか。
日本人として、見習うべき点が沢山ありました。

折りしも初の政権交代で興奮冷めやらぬ日本ですが、期待と共に、この先どうなるのだろう・・・という漠然とした不安は、まだぬぐえないのではないでしょうか。

問題山積の今の日本を導いていくのは、どんなリーダーの下でもなかなか一筋縄ではいかないでしょう。

先日新聞で確か「父親がインフルエンザで休んだので、熱が下がってから出社できるまでの数日間、一緒に夕飯を食べたり子供とお風呂に入ったり出来て良かった・・・」と言うような投稿がありました。

いったい日本は、こんな当たり前とも思える事が出来なくなって、いったいどれくらい立つのでしょう。
右肩上がりの経済成長の時代は過ぎました。いつまで、上を目指し続けなくてはいけないのでしょうか。今あるもので満足して、慎ましやかに暮らせないものでしょうか。

家庭に父親が不在のまま、目を吊り上げて夢中で子育てをして、子育てが一段落してきたと思えば、週末も接待ゴルフに休日出勤・・・仕方ないと思いつつも、「覚えておきなさいよ~、老後は熟年離婚か、友達との旅行のお留守番係りにしてやるからね~」と妻達が着々と反乱計画を立てても不思議ではありません。

子育て支援金を配るのも良いでしょうが、まず、お父さん、旦那さんを、とにかく夕食の食卓に帰してみましょう。
そして、休日は家族でゆっくり過ごしましょう。お金を使う所に行かなくても、近くの公園や、自然の中でのんびりリフレッシュしましょう。
勿論、サイクリングを楽しむのも良いですよね~。

深夜や休日まで働き続けても、かえってマイナスにしかならない事に早く気づいて欲しいものです。休日に充分リフレッシュできれば、仕事の能率も上がるはずです。

そして、高速道路を無料化するのではなくて、その代わり全ての道路に充分な広さのサイクリングレーンを設けて自転車をみんなの足にしましょう。

自転車通勤が増えると、町の空気が綺麗になって、メタボを気にしていたお父さん達のお腹がすっきりしてきた頃には、気がつけばふくらみ続けていた医療費も減ってきました。

旦那さんが早く家に帰るようになったおかげで、不満や疲れの溜まっていた奥さんの顔に笑顔が戻り、世の中のみんなに少しづつ余裕が出来てきたせいで、自然と笑顔や優しい気持ちがあふれ、電車でお年寄りに席を譲る事も苦ではなくなってきました。

そして1年間、一生懸命働いたのだから、沢山休暇をとって、のんびり楽しみましょうよ~。
誰か、こんな政党、立ち上げてくれないかな~。


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洋館が好き

色々な場所で、少し古びた洋館に出会うたびに足を止めてしまいます。
その佇まいは、見飽きることがありません。
なぜ、こんなにも洋館に心惹かれるのでしょう。

実家の近くに、小さくて古い洋館風のお家がありました。
子供のころからそこを通るたびに、ここにはどんな人が住んでいるのかな~とあれこれと思いを巡らせていました。
古ぼけたその家はいつもひと気がなく、結局住人を見ることなく大人になってしまいました。

いつごろだったか、地方の小学校の取り壊しに住民が大反対して町と争うというニュースがありました。町民達の強い思い入れとともに、ウサギとカメの階段の豊郷小学校が印象に残り、
その設計者ウィリアム・メレル・ヴォーリズという人の名を知りました。

建築の事など全く知らない素人ですが、調べてみると彼の経歴はなかなか興味深いものでした。

もともとはキリスト教の伝道のために滋賀県近江八幡にやってきて、高校の英語講師として働いていた時、熱心な伝道活動があだになり解雇されてしまいますが、専門分野でも無かった建築事務所を立ち上げ、結果的に各地に1000棟を超える建築を残したのです。そういえば、あの有名なメンソレータムも彼が輸入したそうです。

設計のプロではなかったからこそ、既存の概念にとらわれず、住む人や使う人の立場にたって、便利さと美しさの調和を求めた、丁寧な趣のある建物を作れたようです。
お金や名声を求めることなく、真摯で優しい思いをこめて建てたヴォーリズの家は多くの人に愛され、100年近く経つ今も、各地に沢山残っているようです。

私が何となく好きだった、御茶ノ水の山の上ホテルや、軽井沢テニスコートのクラブハウスや教会も彼の設計だったとは・・・。
汐留ミュージアムで美術展をやっていたので是非行ってみようと思っていたのに、行きそびれたまま終わってしまいました。

とても残念だったので、図書館で写真集を探してみました。
ページをめくるたびに、素敵な建物が現れます。

ヴォーリズ1

決して華美ではなく、どの部屋も慎ましやかで居心地が良さそうです。
洋館の中に、モダンに和室を取り入れている所も素敵です。

関西学院、神戸女学院などのキャンパスは、ここが日本であることを忘れてしまいそうな素晴らしい景観です。きっと、ここで学んだ学生さんにとっては、いつまでも記憶に残る学び舎でしょうね。

こんな美しい図書館で青春時代を過ごせる学生さんが羨ましいなぁ~。

ヴォーリズ2

どの建物も、ドアや階段の作りや細かな部分が美しく、心惹かれるものが沢山あります。
緩やかな階段の手すりは、どれも気持ちよく滑り降りるのにちょうど良い感じです。
うさぎとかめのブロンズ像の階段で、手すりの途中にカメがいるのは、もしかしたらやんちゃな小学生が滑り降りる事を考えての事なのでしょうか。

いつの日かのんびりと訪ねてみたい、ヴォーリズの建物です。


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アオバちゃんがやって来た

日曜日に届いた謎の物体・・・

BOOK OFF

開けてみると・・・

アオバ

そういえば2.3日前、夫が何かクリックしていたと思ったら、まさか自分の誕生日に合わせてこんな 

見事な大人買い をしていたとは・・・

中古だから、安かったんだよ~^^; なんて言っていましたが・・・。早速深夜までかかって10冊も読んだそうです。
何かと忙しい年の暮れ。やりたい事、やらねばならない事が山積みです。
のんびり漫画なんて読んでる時間なんてないわよ!と思いながら昨夜、パラパラと中を見てみると・・・1話完結で読みやすい。 そして、ほのぼのハートウォーミングなストーリー・・・。色んな自転車が出てくるし、ついついやめられない、止まらない・・・ってもしもし~、忙しいんじゃなかったの~?

これなら家事の合間に読めるかな?←(合間が長くなりそうな予感大^^;)

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『人生の楽園』の自転車乗り

昨日『人生の楽園』 で函館に住むご夫婦が紹介されていました。

この番組は私の知る限り、圧倒的にご主人が楽しみにしている家庭が多いような気がします。
仕事に疲れ定年後の田舎暮らしにあこがれる旦那さま達のなんと多いこと。
それに対して奥様たちは得てして全体に冷ややかで、
友達と旅行やお食事や予定いっぱいで田舎に引っ込むわけにはいかないでしょう~ 
って意見が多いかな。
我が家もその傾向は多いにあり。

昨日のご夫婦はご主人は早期退職をして自転車三昧の日々。
(出張から戻ったばかりで疲れきった夫はうっとりと見ていたようです。)
自転車で日本一周した後、とうとう函館で自転車乗りのために宿まで提供しているそうです。
 
奥様の趣味はパッチワークなどで、それぞれの趣味を尊重して楽しく暮らしているようでした。

お互いの趣味を尊重して暮らす夫婦、同じ趣味を持ち暮らす夫婦、夫婦の形は色々ですね。

夫が出張に持っていった雑誌が面白かったというので見てみるとこんな記事がありました。
いまさら夏号なのですが・・・。

自転車人
記事

ご主人を早く無くされたご婦人が63歳の時骨折をしてしまい、治療は大変だったのですがリハビリを頑張って、69歳の時一人で北海道をテントを抱えて回って京都まで完走して帰ったそうです。

ツーリングでつらい事は『無い。』とキッパリ言い切ったそうです。

かっこい~い!こんなおばあちゃん憧れちゃうな。
 
不惑の年代となり、新しいことにチャレンジするのは言い訳をするのに十分な年だと思っていましたが、幾つであってもいろんな事ができるんですね。
(24時間マラソンのエドはるみさんも立派だったな~)

北海道ジプシーキャンプ生活がなつかしいので、

いつの日かランドナーでゆっくりツーリングなんていいかもね~   なんて思っちゃいました。


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                        よろしくお願いします。



プロフィール

トッシー&ハルル

Author:トッシー&ハルル
自転車の国の楽しい仲間達。
ミニベロ(ダホン・スピードP8、ビアンキ・ピサ、ブロンプトン)
クロスバイク(アンカー、コルナゴ・ウィンディー)
ロード(リーベンデール・ランブレット、トレック・マドン)
週末を中心に夫婦でのんびり走ってます。

過去記事にも、お気軽にコメントお寄せ下さい。

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