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『7サミット 極限への挑戦』

先日、風邪をひいて家でだらだら休んでいた時、撮りためてあった番組を見ました。

NHK『7サミット 極限への挑戦』

これ、何だったけ?と思いながら見始めたのですが、もともと山好き、山岳小説好きの私はすっかり若き登山家、栗城史多(くりきのぶかず)君(27歳)の虜になってしまったのです。

7サミットとは、7つの大陸の最高峰のことで、彼はそこを無酸素で登頂することに挑戦し続けているのです。
そして彼は、自分の登頂の様子を自ら撮影し、ネットで配信しているそうです。

高校卒業後、東京に憧れて上京するも、都会の水が合わずフリーターとなった後、登山に出会い、若干21歳の時周りからの反対を押し切って、初めての海外登山であるマッキンリー登頂をやり遂げてしまう。あの、植村直己さんが命を落とした北米最高峰の山です。若さ故のチャレンジでしょうか。成功したから良かったと言えるけど、親の立場に立ってしまうと命を大事にしてねと、はらはらしながら見始めました。

デスゾーンと言われる標高7000~8000メートルを無酸素で登る。地上の三分の一の空気の中、寒さと意識障害と闘いながら、雪山を這い上る。苦しくてうめきながら、前に進む。なぜ、そこまでして、と思うけれど彼の挑戦から目が離せない。

彼は、自分のもがき苦しむ姿や、泣きじゃくる姿を隠すことなくビデオに収めています。頂上に着くたびにベースキャンプに、泣きながら感謝の言葉を絞り出すように伝えます。

彼はいくつもの山に挑戦していくうちに、生きていくには人との繋がりこそが大事なのだと気づいたと、爽やかな顔で話していました。
一時は生きる意味が分からず、虚しい毎日を過ごしていたというけれど、この世の中、生きる意味が分かって暮している人がどれだけいるのでしょうか。きっと、いくつになろうと永遠に解けないテーマのような気がします。でも、あえてそのことに悩んでみる、そのことには大きな意味があると思います。

途中、彼の生きかたに勇気をもらい、うつ病から立ち直ったという男性のインタビューが出てきました。彼の部屋に2台の自転車があったところを見ると、彼も自転車生活を楽しんでいる良い人に違いありません。

ベースキャンプからは、たった一人で無酸素で登っていくのですが、それはベースキャンプでの沢山の人たちの支えがあってこそ。ベースキャンプの人たちの冷静な判断や暖かなサポートは、心打たれるものがあります。
ベースキャンプのアドバイスに耳を傾ける素直さが、彼の命を支えているのでしょう。

順調に6か所の登頂をやり遂げた彼は、いよいよ最後の挑戦、エベレストに向かいます。雪崩の危険をはらんだクレバスだらけのデスゾーンの中、体力の消耗は激しく、次のキャンプ地に着けそうもなくなり、苦渋の決断の結果、諦めて戻ることになります。

日が落ちてしまい危険な帰路、意識朦朧の彼のもとへ、ベースキャンプのリーダーは暖かな声で、彼のブログに寄せられる沢山の応援コメントを読み続けました。

時代はどんどん進化して、ネットがいつでも世界中をつないでいて、この便利さが時々怖くなることがありますが、様々なハイテク機器を使いこなす時代になっても、山に登るという行為は、ただ自分の足を使って進んでいくというシンプルなもの。
そしてその最後の力になるのが、沢山の人の心のこもった応援メッセージなのだという点が、とてもうれしくなりました。

登山を終え、石積みのケルンに向かって、何度も額を地面につけて祈りを捧げる真摯な姿を、山の神様も見ていてくれるでしょう。ここまでの経験と達成感を味わってしまった彼が、この先どこへ向かっていくのか少し怖くなるけれど、これからもこの若き登山家、栗城君を応援したいと思います。


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山登りや山岳小説がお好きだったとは!長年お付き合いさせていただいおりますが、全く存じませんでした。私も学生時代には某山岳雑誌のモデルや旅行会社の山岳キャンプツァーの添乗員などをし、山に生涯を捧げる意気込みだったのですが、今やその片鱗もなく…。ハルル様のおっしゃるとおり、孤高の山に宿る神の意志なるものに導かれ、人は謙虚に、真摯に、新しく生まれ変わることができるような気がします。俗世に行き場をなくされた方は、是非大自然の空気や風にふれてほしいとおもいます。思いがけない出会いや豊かな人生に巡り会えるかもしれません。7サミットの若き登山家や、自転車に魅了されたハルルさんのように…。今日は朝からいいお話を読ませていただきました。頑張れる気がします。有り難うございました。

>ぱれっとさん おはようございます

考えてみれば私たちは、いつも娘たちの事ばかりで、自分たちのことをあまり語ってこなかったのかもしれませんね。
ぱれっとさんの、輝ける青春の思い出、次回お会いした時に是非聞かせてくださいね。
山登りといっても、私のは高山植物目当ての低山ハイク程度です。でも、久しぶりに山歩きも良いな~と思いました。
それにしても、ぱれっとさんの広い人脈は、沢山の経験によるものなんですね。
寒い毎日、お仕事大変でしょうが、頑張ってくださいね^^

こんにちは!

へえ~、すごい若者がいるものですねえ。こういう、何かに向かってがんばっている姿には、無条件で共感してしまいます。だって、これまで何年も生きてきて、がんばりぬくっていうことが、いかに大切で、なおかつ難しいことかわかりますもの。

応援メッセージがブログ経由っていうのも、親しみがわいちゃいますね。私も、7サミットは無理だけど、江戸川、荒川、多摩川の3サイクリングロード制覇ぐらい、狙ってみようかな。ポチッ! また遊びに来ま~す!

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>チャリじいさん おはようございます

強い意志を持ち、それを実行するということは本当に大変なことですよね。

すっかりずるい大人になり下がってしまった私などは、先の予想が立つのでそもそも理想や目標などを掲げることすらしなくなってしまいました。
そんな、くたびれた中年から見ると、目標に向かってひたすら努力している姿はまぶしく、そして出来ることはエールを送ることのみです。

>江戸川、荒川、多摩川の3サイクリングロード制覇・・・
の際には、張り切って応援コメント入れさせてもらいますよ~。
遭難しかかったら心の支えにして下さい(笑)

>鍵コメさん おはようございます

ご連絡、ありがとうございました。
また、遊びに行かせていただきますね^^

山岳小説

ハルルさんこんばんは。
20代の頃(遥か昔だわ~~笑)新田次郎の「孤高の人「銀嶺の人」「栄光の岸壁」を夢中で読んだことを思い出しました。
私たちも自転車を始める前は低山ハイクを楽しんでいました。
たまには歩こうよと言ってるのですが、なかなか・・・。
自転車と山歩きって使う筋肉が全然違うんですよね。筋肉痛は覚悟しなくちゃね。(^^;

>ナツさん こんばんは

ナツさんは、若いころから読書家だったんですね。
昔、読んで感激した本を読み返してみたいという気持ちもあるのですが、今、読みたい本も全然追いつかないので無理かな~。

我が家が山歩きが出来なくなった最大の理由は、やっぱりワンコを飼ったからかな。
長時間のお留守番は可哀想だし、ペットホテルはなるべく預けたくない・・・なんて言ってるうちに行けなくなっちゃいました。
時々無性に山の空気を吸いたくなります。
でも、当分は山はお預けです。

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プロフィール

トッシー&ハルル

Author:トッシー&ハルル
自転車の国の楽しい仲間達。
ミニベロ(ダホン・スピードP8、ビアンキ・ピサ、ブロンプトン)
クロスバイク(アンカー、コルナゴ・ウィンディー)
ロード(リーベンデール・ランブレット、トレック・マドン)
週末を中心に夫婦でのんびり走ってます。

過去記事にも、お気軽にコメントお寄せ下さい。

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